第一過程 組み立てられない想い
「ここをこれにはめてっ…と!ふぅ… 一応完成したー。後は塗装してっと」
俺は田所耕二。現在中学3年生で趣味はガ〇プラ。
中3になったら受験も有るのでガン〇ラは買わないようにしていたがつい買ってしまった… やべ 24時だ。明日学校orz
俺は何時ものように通学路を歩いていると
「おはよう、田所くん」
と幼なじみの遠野理彩(りさ)が挨拶してきた
「よっ、理彩」
「耕二くんまた目にクマできてるー!また夜遅くまでガ〇プラ?」
「…」
「やっぱり、ちゃんと寝ないとモテないよーwww」
「別にモテなくてもいーし。」
「あっそ!折角気使ってるのに」
「はいはい。早く寝ますよ理彩様」
「理彩様…って、キモい!二度と呼ぶな!」
何故か理彩は顔を赤くしながらそう言い、駆け足で昇降口まで行ってしまった。
最近理彩は変だ。前は学校で話しかけても普通に話してくれたのに最近は逃げてしまうし、忘れ物を借りに行っても
「教室じゃなくて廊下に呼んで」
とやたら2人きりになりたがる… 俺には女心ってやつがさっぱりわからん…